自然・動物・研究系

技術員(ゲノム解析)

最先端テクノロジーでゲノムを解析!研究者のサポートをします

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夢を叶えた人にインタビュー

沖縄科学技術大学院大学 新垣奈々さん

沖縄科学技術大学院大学「人生にたくさんのピークを」

― 技術員(ゲノム解析)を目指したキッカケを教えて下さい ―

面白そうだから、を選択し続けた結果

最初から技術員を目指していたわけではないんです。小さいころから自然が好きで、生命現象を明らかにする研究者に憧れて大学院に進学しました。しかし、在学中に強く感じたことは、「最先端の技術がより良い研究へ導く」ということでした。科学と技術はまさに両輪なんです。それから気持ちが「最先端の技術って面白そう・・!」という方向へシフトしていきました。人生の選択の岐路で「面白そうな道」を選んでいたら、結果として今の仕事に行き着いたという感じなので、この仕事も一生続く仕事とは思っていないんです。

― 技術員(ゲノム解析)の一日ってどんな感じすか? ―

実験に合わせたスケジュール

特に決まった時間はありません。私の場合は基本的に9時30分に出勤して、実験の待ち時間にお昼ご飯を食べたり、情報収集をしたりします。子供の迎えがあるので18時頃には帰りますね。実験の時間と、自分のライフスタイルに合わせてスケジュールを決めています。

技術員(ゲノム解析)のスケジュール

― 技術員(ゲノム解析)の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。―

立ち止まれないこと

私にとってのやりがいは、「立ち止まれないこと」ですかね。
テクノロジーの発展は日進月歩で、立ち止まってしまうと情報についていけなくなってしまいます。しかし、進化の激しいテクノロジーにうまく寄り添い、様々な技術を組み合わせて実験を続けることができれば、難しい実験が成功する確率は高まります。実験が成功した時は本当に嬉しく、このような試行錯誤を地道に積み重ねた先に世界トップレベルの研究を支える解析技術の基盤ができるんだろうなと感じています。大変なことは研究者の色々な要望を、今の技術でどこまで実現できるかを見極めることです。今の正解が、1年後の正解ではない。そんな中で考え続けることは大変ですが、私にとっては大変さより、面白いという気持ちの方が強いですね。

― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―

直面する問題と、それを超えていくための知識

スマホの原型が肩掛けバッグのような大きな携帯電話だったように、今は機械の小型化が進んできていて、実際私たちがよく使っているシーケンサーという機械も、すごく小型化して、価格も安くなっています。このままいくと、私たちが持っている大型のシーケンサーが役目を終え、誰でも機械を持ち運んで場所を問わず実験ができる時代になるかもしれません。私たちのような専門の技術員も不要になる時代がだんだん迫ってきていると感じています。ではどうするか。今はそれを考えているところで、ITの勉強を始めたり、技術開発で生き残る道を模索しているところです。でも決して悲観的ではなく、むしろ、この荒波を楽しみながら毎日新しいことを学んで新たな自分自身の道を開きたいと思っています。

沖縄科学技術大学院大学 新垣奈々の写真デスクワークの様子

― 技術員(ゲノム解析)をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―

人生は、一つの分野に決めなくてもいい

私が伝えたいことは、夢はたくさん持ってもいいということです。
むしろ、一つの進路、あるいは一つの夢にこだわらない方がいいんじゃないかなとも思ったり。テクノロジーの発展が進んで、将来どういう仕事が残っているのか分からない時代に来ていると思います。職業安定ばかりを求めずに、みなさんには可能性がたくさんあるので、その幅をどんどん広げていってほしいなと思います。そしてその結果、「面白い」と感じたことを自分の強みにつなげていく、でも決してそれが生涯の仕事にならなくてもいい、という柔軟な姿勢で人生を楽しんでほしいと思います。

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